2012年10月22日月曜日

62 ビラ配りのコツ等まとめ

2012年10月20日(土) 天高く

ビラ配りといえば部員勧誘よね。僕もやったことあって、いつも評判も良ければ自負もある。でも今回は直接自分のためじゃなくてお仕事で配ることになったけど公道では初めてだったんでちょっと調べていきました。

小一時間ネットで調べた情報と私見、今回の業績なんかをまとめてメモしておく。こういうことは著作権とか弱いから嬉しい。

〓〓=基本=〓〓

◯目的と責任を持って、明るく爽やかに、分かりやすく手短に、相手を思いやること。
◯具体的には、笑顔で清潔な服装で、大きく聞き取れる声で素早く、取りやすく渡す。
第一印象を完璧に:しっかり寝て健やかな顔で。清潔で美しく、明るく爽やかな笑顔で。カジュアルでも堅くてもここは同じ。心理的に言えば第一印象が全て。物理的に言えば全ては第一印象。
インパクト:おっ、と思える何かがあると良い。まず見てもらう、何なのか分かってもらう、こっちに来てもらう必要があるし、話題性があって憶えてもらえる方が良い。奇抜な衣装、変わった売り文句など。
☆捨てられたビラを帰りに回収しましょう。イメージダウン&クレームの元。

受け取ってもらえるという前提で配る:失敗してもリスクなんか無いんだから成功のイメージだけを持ってそれに合わせれば良い。大体客を信頼しないなんて無礼極まりない。現実的に考えても、普通は受け取って損するものじゃないんだからこちらのやり方次第でどうにでもできることを理解しておく。
受け取られなくて当たり前:渡せなかった場合にはこう考えて心を折らぬようにとの声も多い。最初でやる気もある内はけっこう無視されると分かっていても傷付きやすいらしい。
◯全ての人に渡す、全ての人に好きになってもらう、全ての人に来店してもらう、全ての人に幸せになってもらう、ということを最終的な目標にすれば筋が通る。


〓〓=配る場所=〓〓

×悪天候:気が散る、手が塞る。吹き飛ぶ、濡れる。捨てられる。
◯基本はターゲットとなる人が多い場所。あと配布物とちょっとでも関連がある雰囲気の場所だと良い。

 =(1) 配布ポイント=

☆ターゲットの多い場所:母数を増やすことはもちろん、一人一人の心理的にも有利になる。
☆通行人の心にゆとりが生まれる場所:ただ前を見てただ歩くだけの退屈な場所。
☆自然な場所:配る物や服装に対して不自然な場所で配ってるともらいたくない。

×別の建物の真ん前:迷惑なことにビラ配りを迷惑行為として取りしまる区域や組織がけっこうあります。警備員などがうろついてる場合があるので、予め目につかない場所を取ると無難。
◯駅とビル街の間、学校とマンションの間など:人が多く出入りする場所をつないだ道が良い。予め複数のリサーチが必要になる場合もあるか。
◯横断歩道:人がたまりやすい。邪魔にならないように。
曲がり角:人の流れがしっかりしているし隙間があるので邪魔になりにくく、ターゲットも決めやすい。特に道のこれから曲がる側は人が急に増えるので、人の流れがやや遅くなる上に、ビラに群がっているかのように見せることができる。逆に道の向かい側は心と時間にゆとりのある人が多い、かも知れない。
△雑踏など:あまり人が多過ぎると、心を閉ざして下を向いて歩く人が増えそうだし、ぶつからずに歩くだけで余裕を失う。
他の売れてる配布員の下流:一個目もらった人は別のもう一個ももらう。瞬時に判別を切り替えるのが難しいし、もらわないと印象が悪くなってしまうから。特に広告専門業者の場合、ビラの内容に関わらずそもそも位置取りが上手いから側にいて間違いないハズ。
×売れてない配布員の下流:特に政治や宗教の団体は人気無いだけに頑張って見た目がハデだから注意!下流につけられてしまった場合でも危険か。

 =(2) 細かい立ち位置=

横軸
人の流れに沿う邪魔にならない場所で:最短ルートの一歩となりや道の端など

×人の流れを分かつような位置取りはもちろん、「この人からもらうと他の人の邪魔になってしまう」と思われる場所に立ってると、何を持ってても避けられる。
△道の真ん中:左右の人に渡せるが、見込める効率は2倍以下で、邪魔になりやすい上に渡しにくいため、よほど広い道で配布員が少ない場合以外は危険。


縦軸
◯最短でも、配布物の内容を理解できるだけの時間が取れる距離に立つ。
◯少し遠くから見える位置に立ち、絶対もらいたくない人には予め離れてもらう手もある。
△多くの人はもらうのがめんどくさいからあまりに遠くから見え見えだと避けられやすい。
◯逆に、通り過ぎる直前に驚かすように差し出すと受け取ってもらいやすいと教えるところも複数あるらしい。特にオマケややる気が無い場合は、物陰に身を潜めて即時決戦が効果的か。

 =(3) その他、不足情報など=

○複数人で同じポイントで配る場合:
細かいこと考えなくても上手くいく。同じものを配っているのが分かる程度で少し距離が開いていると受け取りやすい。道の左右を固めることで賑わってる感じが出せるし、諦めてもらっていただきやすそう。
○飲食店等の場合:
店のすぐ近くで。やや逆説的かも知れないけど、印象に残る。どうせ遠くにいる人だってビラをもらってすぐさまその店に行くわけではないんだから、分かりやすい場所で吉。

●配布する時間については情報が少ない。通勤、帰宅時間が基本かな?


●背景に何をもってくるか?:車道、建物、樹木…。開放的or限定的/遠くから見たときor近くで見たとき/天気や時刻/眩しいと判断力が鈍るという後光効果を狙って…暗い方?
●道路の右側に立つか、左側に立つか?:複雑過ぎて優先順位は低そう。世間は大体右利きだし、左手には荷物を持ってる人が多いから右手側か/いや、その荷物を渡すんだから左手側か/そもそも歩行者は右側を歩くんだから右側ではないか/ここはビジネスマナーに則って下座である左側にすべきでは/左手で物を渡す人は地獄に落ちるという宗教が…


〓〓=配る相手=〓〓

△男性
◯女性
×若年:お互い興味無い場合が多い。集団でポイ捨てして学校から苦情来たらたまんねえな。
中年女性:お互い興味ある場合が多い。しかもおしゃべり。
△音楽プレイヤー:聞こえにくい。入り込んでる。
△自転車:手が塞がってるのでダメな人、もしくはカゴがあるからOKの人。一瞬で見極める必要がある。もちろんスピードを計算して全体的にタイミングを早める必要がある。
◯何らかの理由で腕が胸元にある人:受け取り体勢バッチリ。

☆始めから渡すターゲットを絞るのも手だけど、そもそもビラ配り自体に新規開拓を目的とした広告活動という意味があるし、特にオマケには客のハードルを下げるという意図があるとすれば、あまり客を選ぶのは筋が違う。配布する数にもよるが、基本的には積極的にお配りした方がよろしいか。


〓〓=いざ配る=〓〓

 =(1) 発言=

聞こえる、聞き取れる、短い、美しいが基本。相手に負担をかけない。

◯「おはようございます!」まずはご挨拶が礼儀。アンターゲットにも元気良く。
◯「お願いします」スタンダード。特に問題無い。
◯「お疲れ様です」Good.歩いてる間だって忙しいんだ。お互い頑張ろうね。

×「東京ニコニコマート大宮店です!( ^ω^)⊃」:知らねーし何の店だよ。
×「ネパールのオリョーリです(´_∋`)_」:割引券も付けないで客引きしてる店のビラもらったらその場で足止め食らったりマークされるんじゃないかと思う。
◯「ポケットティッシュです、ご利用ください」:捌きたいだけなのがすぐ分かるし、オマケをアピールできてるので効果は高いが品が無い。興味無い店のをもらうと申し訳無いと思う人も多いので、店名を伏せると有効
◯「美容室です、割引券お配りしてます」最初に身元を明かすのは礼儀正しいけれど、こちらが客を選択することになる。配布の速度は落ちるが、受け取る客の質がグンと上がるので戦略としてはアリ。
◯「半額クーポン券でーす」:詳細を伏せることで興味を引くと同時に、もらって損はないと思わせる。もらった人はどこの店の物か確実に確認するので新規開拓能力がありそう。

 =(2) 動作=

◯5mくらいから渡す人を特定して目を見つめて歩み寄り、逃げられないようにする。「私はあなたに渡そうとしています!」「あなたはこれを受け取る価値がある方ですよ!」「受け取ってくれるんだよね、ありがとう」と顔に書く。
◯まずビラの存在を知らしめるため、ビラが空から舞い降りるかのように弧を描くように手を動かす。一連の美しさにまるで吸い込まれるように手に握らせてしまうのが目標
◯持ち易く読み易く:ビラなら半折とかにする。そしてティッシュ、ビラの主旨など一番のアピールポイントが表にくるように、もちろん見やすい向きで差し出す。
絶対必ず手元に:取る動作がめんどくさい。恥ずかしい。気が利かないお前が嫌い。
△より良いターゲットがいない限り、2,3歩付いていく:1秒だったら素通りしても、3秒かけて何のビラかちゃんと分かって考えられたらもらう人もいる。ただし、気まずくてあんまり後味良くない。

 =(3) その他=

×しつこいのと無理やりはアウト。
×道を横断する動き:ぶつかるのは最悪だけど、人の流れを遮るような動きが遠くから見えただけで、距離を取られてしまう。前後左右に注意を絶やさないこと。
◯渡せなくても「よろしくお願いします!」:相手は敵ではない。別のお客様もご覧になってる。
◯テンポ良く:配るだけ配って関係を一瞬で切ろうという雰囲気をこちらから出す。どっしり落ち着いてる配布員は会話に発展する恐れがあるから近寄りたくない。
◯冷たく形式的な態度は絶対的にNG。と思いがちだが、むしろそれが安心感を与える場合だってある。基本的には警戒心を和らげて一瞬心通うくらいが効果的である一方で、見ず知らずの人に少しでも入り込まれると気持ち悪がるコミュ障も多い。こういう人には毛を逆立ててる捨て猫を目で慈しんだ結果噛まれるくらいの覚悟を持って、できる限り形式的に接して特別扱いして差し上げないことが心遣いだと存じる。
コンビニ、アパレル、駅などの職員は、独特のイントネーションで話すことが多い。普通の感性からはなかなか出てこない異常なものではあるが、特有の型にはまっていることで落ち着きや安定感を聞き手が得るという特性があることを参考にして、ビラ配りもやや距離を置くくらいにすると効果が上がる…かも知れない。

〓〓=配らせる=〓〓
人をして配らせる場合の話をちょこっと。

 =(1) 道路使用許可証=

取ってください。持たせてください。その範囲なら法的には問題無いので、誰に何を言われようとビビる必要は無いそうです。
●ビラ配りで検索しようとしたところ、アシストに「許可」「法律」「 違法」などが出てきましたです。いろいろ気になってる人が多いってことですね。

 =(2) 配らせる物=

△大きい物
◎ティッシュ、試供品、飴、文房具など。
☆ビラの内容について基本的な話。名称はWebで検索できるもの。住所だけではなくて必ず地図を。連絡先、営業時間は必須。メールアドレスは短く分かりやすいものにしろ。QRコードがあればなおよし。あとはインパクトがあって覚えやすく、楽しく、美しく。
配る場所や時間帯によって内容を変えるというレベルの高いこともやってるとこはやってるそうな。

 =(3) 配らせる人=

△おっさん
◯若い女性
☆外立ちは、その店を知らない人からすれば特に、その店の顔、第一印象そのものだから、仕事できない男くんを単独で配置するのはかえってマズい。元気で感じの良い人、何を訊かれても大丈夫な人とセットで動かせて教育にあてるくらいでちょうど良さそう。屋外では四方八方に店を知らない冷たい人がいるわけだから、立ち居振る舞いや予想外の対応が完璧にできる人にとっても重要な仕事。

〓〓〓その他考えたこと〓〓〓

☆行列と同じように、内容が分からなくても人が群がってると自然と次も来る。また、メニューを一緒にしたがる人と同じように、他の人が持ってるものは自分も欲しくなる。殊ビラ配りにおいては、客が客を呼ぶ性質が強い。これを利用して、予め優秀なお客さんを自分に寄せ付けて逃がさないように位置取りや演出を考えると、準優秀なお客さんを巻き込むことができそうだ。また、逆も然り。見込みの無い人は最初から遠ざかっていただくように考えると良い。

人によって態度を変えるべき。面白い感じが良いのか、仲良くしたいのか、上か下か、強か弱か、緩急、軽重、冷温、明暗…こちらは様々に印象を変えることができる。相手がどういう人間でどういうコンディションなのか瞬時に感じ取って、どうすれば気持ちよくなってもらえるか瞬時に理解して、表情、言葉、声、立ち居振る舞いで表現すると良い。笑顔一つとっても、誰がどう見ても明確なバリエーションをつけることはできる。

☆高度な話だけども、通行人の中には、つまらないビラでも良い配布員であれば受け取りたいし、良いビラでも悪い配布員であれば受け取りたくない類の人がいる。物ではなく人を瞬時に見極めて評価を与える行為によって、自分の人間性を体現できるからだ。良い配布員とは、ビラ以上に気を配り、心を配る人だ。

☆両手使って補充も素早くするために、首から配布物のカゴなどを提げるスタイルが良いと考えた。在庫が見えればお店で商品を手に取る感覚で取りやすいし。

 =実際に配ってみたぽ=

◯スーツ着てったけどあえて地面に置いて、Yシャツに腕まくりで挑んだ。正式な感じは悪くないと思ったけどやっぱ第一印象で親近感与える方が上かなと。
◯胸ポケットにオマケ一個入れてチラつかせてみた。どこを見ても伝わるように。
◯名札つけて臨んだ。これで怪しくないという身元証明ができる。これは第一印象じゃなくてもできることなんだな。
◯メジャーな飲み物のペットボトル傍らに置いといた。ほんの少しでも情報を増やしてインパクトを与えて憶えてもらおうと思って。あと場所を広く取って何か楽しげなことやってる感じを出したかった。美味しそうと思ってもらえたら便乗して良い印象を与えることもできるかな、と。
◯ズボンのポケットにも配布物を入れてみる。だらしなく見えるけど、職人ぽく見えなくもないかなぁみたいな。袋から取り出すのがけっこう時間かかるから、けっこう役に立った。
◯ターゲットじゃない奥さんにも臆せず挨拶する。笑顔で返してくれる。

いろいろ考えて緊張したのに、相手が子どもだったので9割方もらってくれたから全然一般的じゃないデータしか取れなかった(´ω`)配ったうちの2%くらい落ちてた。うち一個は紙飛行機だったよ。

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以上。
まぁ、別に特別なこと何一つ書いてないけどね。考えれば分かることをちゃんと考えるってのは大事なんだねってことを世の中のみんなが分かってればこんなに毎日イライラしないのにと思います。おしまい★☆★

2012年10月20日土曜日

61 秋風と太陽

2012年10月20日(土)

今日もまた朝が来た。
よく晴れている。秋だけど寒い。
自由になりたくて、ファストフードを食べにいった。
わざわざ着替える。少し遠いし、当然お金もかかる。だから行く。
店の中で、七五三に行くという兄弟に出会った。
皆が見知らぬ彼ら家族に声をかけていた。

店を出てもまだ寒いが、さっきより明るい。
木々が眩しい。一つ一つが個性的で心惹かれる。
人が作ったまちだって、どれ一つとして同じものは無いだろうな。
一生ご飯も食べずに歩き続けたいという子どもの頃の夢に想いを馳せる。
24年という歳月を歩き続けていたとしても後悔しなかったろう。もちろんこの先も。
日の光に晒されているものは、何もかも美しい。
白日の下へ進む者が何をおいても正しかったのだろう。

帰り道、廃校になった小学校の跡地を小一時間眺めた。
校門から校舎までの景色はどんなだったっけか。
朧気な記憶も、もう二度と見ることはできない。
卒業してから、もう10年も経ってるのか。6年しかいなかったのに、もう10年。
その間、訪れたのは、1回だけか。
止められても行けば良かった。今日みたいに。
今考えると、この敷地のこの場所に校舎があったのか。意外と小さい。
鮮明な記憶も、もう二度と見ることはできない。

体が温まる。
久しぶりに長いこと日に当たっていた。お風呂より温かい。
でも、まだ手が冷たい。空気にそぐわない、屋内の冷たさだった。
どれだけ中に閉じ篭っていたのだろう。
熱いコーヒーを飲んでも、
布団の中で一日を過ごしても、
体中ふやけるまで風呂に漬かっても、
中にいる限り温かくはなれない。
外に出て陽の光を浴びなければ、体の中は温まらない。

小学生のときも、よく日なたぼっこをして時間を過ごしたなあ。芝生の上で。
結局今も昔も変わってないんだね。今もよく学校で寝転がってるもの。
僕はきっと子どもの頃を忙しくし過ぎた。
他の子どもたちを見て、決して無駄に過ごしているなんて思ってなかった。
むしろ、自分の知らないことを沢山知っている人達。羨ましいとも思ってた。
お勉強こそよくできたゲームで、その他のことを学ぼうとはしてなかった。

なぜ自然に触れている時、ふと誰かと一緒にいたくなるのか。
きっと、自分がここにいたことを誰かに憶えていてほしいからだろう。
自分の想いを、もう一人の誰かの中に持っていてほしいんだろう。
誰かに想いをすべて託して、その人の想いをすべて受け止めたいんだ。
せっかく何もかも開いているのに、身軽になれないんじゃ気持ち悪い。


もう学校の前の歩道橋を渡る人はいない。
今は高い壁に囲まれている小学校跡を一望できるこの歩道橋から
一人で、改めて町を一周見てみる
なるほど校庭の真ん中に立つこのけやきの木はこの町で
一番大きな木だったんだな、ときづいた。

そういえば、途中で拾って届けた電車のICカードは本人のところに帰っていくかなあ。


2012.10.20★☆★

2012年10月18日木曜日

60 逍遥:無二十色田無

2012年10月16日(火)秋ん晴れ

秋ですね。我が家では半年ぶりくらいでお風呂を炊きまして水を得た魚の気分だったので、NHKの合唱コンクール見て、気分転換の波に乗ってお散歩してきたの記。大変な悩みがあるときは全てから逃げるようにお散歩する。悲しいことに、辛い時こそ自然や音楽や言葉は本当に感動する。同じ事でも珍しくなければする気が起きない。抑制されて誰も思いつかないような悪事にこそ興奮する。つまり希少価値を求めて生きている。

写真60枚以上撮ったけど全て植物&猫&建築&岩だったですーん。良い感じのやつだけ貼ってみる。



最初に撮ったやつが加工なしでデフォルトの壁紙みたいなデキ。撮りたいものがこのくらい小さいと寄れるから綺麗になるなぁ。これは最初に行った小さな公園の金木犀。お花屋さんの正面にある公園で、小綺麗にコーディネートされてた。ひまらやすぎ、まてばしいの木もあった。平仮名だと面白い。



そのへんの階段。ボロくてジャングルジムみたいな感じと蔦が気に入った。でも人が出入りする所だと怒る人もいるから気が引けるちね。いい加減その程度の情報は全国民公開してほしい。そうでないとかえって悪い事が増える気がする。法的にはどこまでが無許可でいいのか僕は知らない。



ケヤキ。若いときはそばかすが綺麗に並んでるのに、年を重ねると月並みなお肌。2つ目に行った大きめの公園は、太くて高い木が沢山生えてた。撮ろうとする手に蚊やら蛾やらが止まってきてブチ切れそうになった。曼珠沙華がショッキングな感じで枯れていた。



ヒマラヤスギちゃんと一緒に覗く。この時はまだ園児&ママタイムだからカメラを持ってウロウロすると視線で血が出るレベル。2時から4時にかけて小学生タイムへ移行するけど、この時間にスクールゾーンに迷い込むと見回りのおっさんが黙殺しにかかるから厳重注意。お前がくたばれ。



そのへんの散らかってるお宅。やっぱり雑然としたものを好むのは嗜好の一つとして多数派じゃないのかなぁ。車なんかいい感じに汚れちゃって素敵。時間かかって汚れたり老いたりして複雑に折り重なってるものが好きなんだよねきっと。子どもが好きなら老人も好き。



3つ目に行った公園のそばの、謎の石像と岩が乱立するごく閑静な地帯。樹木と岩石と水を配備して怖いものなしって感じ。自然は人間にとって大先輩ですから、いつも側にいてもらってあやかりたい気持ちはとってもよく分かる。全然整ってない無二の美しさを留めておきたい気持ちもよく分かる。しかしまぁ岩を祀っても子どもがいれば乗っかって遊ぶんだろうなぁ。


お散歩の当初の目的の一つは、木を見て初めて名前を覚えることだった。今回は、金木犀、イチョウ、モミジ、ケヤキ、ヒマラヤスギ、まてばしい…くらいかな。とにかくあちこちで金木犀の香りがしていて、昨年金木犀の香りをイメージして作った曲が何度も頭を過ぎって嬉しかった。木は曲のイメージすんごい湧くわ。あとはやっぱり子どもね。

木を撮っても検索かけて説明が出てこない。曲が分かっても歌詞や音名が無いと検索できない。僕たちは言葉が無いと共有できない部分が多い。この状況はあと何年でしょうね。

おしまい。なんだか眠いんだ★☆★